ふたり (新潮文庫)

ふたり (新潮文庫)

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新潮社
価格: ¥500

ふたり (新潮文庫)のレビュー

人に勧めたくなる小説
私も友達に勧められて読んだ本です。中学生の時に読んで、すごく面白かった記憶があり、もう一度読みたくなって文庫本を買いました。小説をあまり読まない人でも読みやすい作品だと思います。どんどんページがめくれてしまいます。


感動。
反抗期が終わったときの気持ち
1991年に大林宣彦監督が映画化した作品を先に見ました。
映画では少女の成長が主題になっていると感じました。
男の僕としては、ふーん、女の子ってこういう風に精神的な成長するんかなぁ。と思いました。

一方、小説を読んでの感想は、一寸違いました。共感できる内容です。
どのような共感かと言うと、「反抗期が終わる時の気持ち」です。
誰でも一度は経験する、反抗期と、自己嫌悪の時期。
それが終わって親を一人の人間として見始める時期ってありますよね。
「そんな時が僕にもあったよなぁ。」
と、主人公は女の子なんだけど、自分の少年時代の心の成長期を思い出した一冊でした。
愛するものとの別れ。
大林監督の映画をみた後で、原作を読みました。原作を読んで改めて映画はファンタジックに作ってあることがよくわかりました。原作は、無論ファンタジーには違いないのですが、「愛するものとの永久の別れをしなければならなくなった人たちの心の行方」がしみじみと描かれているように思えました。この物語では、姉妹の姉が突然いなくなってしまい、妹の中に現れるのですが、姉妹ではなくとも愛する人を失った時、しばしば人の心に生き続ける場合があるように思います。生きている側は、忘れることが悪いと感じていますが、亡くなった側は少しづつ忘れて欲しいと願っているのかもしれません。そしてある時、その人は姿を現さなくなる瞬間がやってきます。そうやって我々は日々この世を生きているのかもしれないな、という感想を抱きました。とても読みやすく親しみやすい文章です。
久々に読んでみたら……。
何年かぶりに赤川次郎作品を読んでみたら、
とても読後感がよく、面白かった。
切ないシーンもあり、癖のない文章で
活字が苦手だという人にはお勧めです。
素晴らしい。しかし..
全体的にいい作品です。しかしながら前半がかなりいいのに、後半が急ぎ足だったり、パンチが足りない部分が多いですね。

ムズムズする感じですね。もう少しパンチが欲しかった。

ラストがあまりにも淡白。おっちょこちょいな妹が姉の死を乗り越えて成長するのが見どころなのにあの終わり方は消化不良。ミカがこれだけ成長しましたみたいなステータスが曖昧なまま終わるのが残念。

自分としては先生は本当にこれが書きたかったのかな?と思います。