吸血鬼ブランドはお好き? (コバルト文庫)のレビュー

楽しく読めて後に残らない
このシリーズまだ続いてたんだ〜〜。
懐かしく手にとって見たら、表紙絵もすっかり今風に。クロロックさんめちゃくちゃカッコいいんですけど。
やってることとか口調とかは前の挿絵のときと同じなのに、この絵がしゃべっていると声まで違って聞こえてきます。

内容はまあ例によって、楽し〜く読めて後に残らない、いい意味で。
裏表紙を閉じた瞬間に内容を忘れ去ってしまう、こんなのもたまにはいいなって思うのです。
イラスト…
私もイラストには唖然、でした…。最近は、1年に1回くらいのペースで出るから、と刊行を楽しみにしていただけに残念です。いくら若い子向けに、と云ってもやりすぎではないでしょうか。。本当に、このクロロックは若すぎますね〜。もうちょっと何とか…。

中身も、1ページあたりの空間がとても多く感じられ、内容よりもそちらが気になってしまい…なんだかあんまり楽しめませんでした。
私も1巻から読んでいますが…。やっぱり、ある程度の文章量が欲しいですね。最近は初期よりも、少し文字が大きくなってきてたと思いますが、今回のはやりすぎです。
今までのファンが離れて行ってしまうのでは、とそっちの方が心配です。
出版社の意向、ってありそうですね…。
出版社の意向?
シリーズも31作目になると、何か変えたくなるのでしょうか?
出版社の意志が強いようにも見えます。

先ず目に付くのが挿絵です。
いかにも若年層を狙った挿絵と言うことでしょうか?
いかにも少女漫画風になってしまいました。
特に違和感を覚えたのがクロロックです。急に年が若くなってしまって、中年のおじさんから青年になってしまいました。話の内容から言ってもちょっと変です。

この本には三編収められているのですが、間に挿絵が一杯入っていて、実質的な物語が短くなっているように思います。それだけ物語に捻りがなくなって、一本調子になってしまっています。

これも出版社の方針を反映してと言うことでしょうか?
残念です。
流されちゃったてことかな?
一作目から呼んでますが、今作もいい意味でのライトノベル赤川次郎風味という所。

皆さん、触れられてますが、イラストですよ、イラスト。比較するのはイラストレーターの方に申し訳ないですが今までの方が良かった。見慣れているのもあるだろうけど・・・歴史の重みですな。現イラストも作品ごとにこなれて味が出てくることを期待。

最近、このシリーズの話の展開がパターン化してる模様。前からその傾向はあったが、そこは赤川氏の筆力と作品のノスタルジックな力・ミステリーの底力で魅力を保ってたと思う。やっぱ、短編過ぎるのは考え物ですな。
26冊目の単行本です
 1981年(昭和56年)にスタートしたこのシリーズも26冊目になりました。今回からイラストが変わったので、驚きました。最初の1巻目から読んでいる人にとっては、受け入れません。クロロックの変わりようと橋口みどりは、細すぎです。あっさり読みやすいところは変わっていません。画像が無いのが残念です。